10年ぶりに映画『スタンド・バイ・ミー』を観た。見る度に感想が変わる不思議な映画だが、今回一番心に引っかかったのは、少年たちの「その後」の描写だった。あんなにも濃密で、一生モノに思えた冒険を共有した親友同士が、成長するにつれて連絡を取らなくなり、あっさりと疎遠になっていく。そのあっけなさが、やけにリアルに感じられた。
劇中の「友人はスーパーの店員のように入れ替わっていくものだ」というナレーションが、今の自分にはグサリと刺さった。
思い返してみれば、私自身もよくつるむ友人の顔ぶれは、5年ごとくらいにごっそり入れ替わっている。「この人とは本当に気が合うし、これからもずっと仲良くしていくんだろうな」と無邪気に信じていた相手とすら、気づけば疎遠になってしまった。かつて「恋人とは別れたらそれまでだけど、友人関係はずっと続いていくんだよ」と語ってくれた、あの友人とも今はもう連絡を取っていない。
疎遠になった理由はいくつも思い浮かぶ。相手の結婚や育児で生活リズムが合わなくなってしまったこと。私自身が、関係を維持するための連絡や努力を怠ってしまったこと。あるいは、向こうが私に飽きてしまったというのもあるだろう。時間が経てばお互いの内面も変わるし、一緒にいて居心地が良いと感じる人のタイプも変化していく。
そんな別れを経験してきたからこそ、今よくつるんでいる友人たちのことが私はとても好きだし、この関係を長く続けていきたいと強く思う。
もちろん、これから先も自分や相手のライフステージが変化したり、内面が変わっていったりする中で、どうしても波長が合わなくなり、離れていく人は出てくるかもしれない。
以前の日記にも書いたが、人間関係というのは、ただ放っておくと少しずつほころんでいく。だからこそ、自然に任せるのではなく、関係をメンテナンスする努力を忘れないようにしたい。ふと思い出したときに自分から連絡してみたり、会うための時間を作ったり。そうやって少しの手間を惜しまずに、今仲良くしてくれている友人たちとの繋がりを、できる限り大切に繋ぎ止めていきたいと思う。