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- 昔ほど努力万能論はもてはやされなくなったというか、「努力すれば夢は 必ず 叶う!」という論に同意する人はさすがに少なくなったと感じる
- なぜなら努力をしても、自分の力ではどうしようも出来ない 運/環境/不慮のアクシデント/生まれ持ったもの 等の要素によって、夢や目標が成し遂げられないケースは非常に多いのだから
- 病気によって夢を打ち砕かれた自分も、それに含まれる
- あと、為政者とか、組織の管理を行なう人間が「お前ら努力しろ!」とか「今の状況が良くないのはお前らの努力が足りないせいだ!」とか発言するのは確かにまずいよね
- 政治家やマネジメント層は、一人ひとりのミクロな頑張りに頼らなくても全体が回るマクロな仕組みを整備するのが仕事なのだから。
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- しかし、その反動?なのか、最近では「努力は大事」と言うと、「誰でも努力できると思うな!」とか、「努力した結果 誰でも成功できると思うな!」みたいな反感を抱かれるケースが多いように思う
- 僕は「誰でも努力できないのはそのとおりだし(努力には心の余裕と恵まれた環境が必要なのだから)、努力した結果 誰でも目標を達成できないのもそのとおりだけど、 それはそれとして、努力はやっぱり大事じゃね? 」という考え
- 世の中、努力だけではどうにもならないことはたくさんあるけれど、一方で、努力によってどうにかなることや、努力によって変えられる運命というのも、まだまだたくさんあると思っている
- なので、冒頭の武井壮さんの話に戻ると、現代にはびこる「努力というものへの反感/アレルギー」みたいなのは、勿体ないなぁと思うのである。
(しつこいようだけど、努力には心の余裕と恵まれた環境が必要なので、努力ができない人に問題があるとは1ミリも思わないし、努力をすれば必ず物事がどうにかなるとも思っていないです)