【前編】メルカリ×一休CTO対談|お互い1年前と何が変わりました? #sotarok_naoya_sushi - mercan(メルカン)
だって、「楽しい」「楽しくない」を基準にしたら CTO の仕事なんてやってられなくないですか?
少し話しがずれちゃうんですけど、最近ときどき思うことが一つあって。僕らみたいなWebエンジニアってすぐ「コード書きたい」って言うじゃないですか。そして「ずっとコードを書きたい」と宣言することをみんな喝采しますよね。35歳過ぎてもコード書いているのは最高だ!って。
若いころは自分もそう思ってたけど、近頃はときどきそれに疑問を持つんです。
プログラミングをするのって、どんな場面でも無条件に正しいの?って。たしかにプログラミングは楽しい。コードをたくさん書けた日は「充実していたな」って感じます。やりたいことがやれている。
でもね、マネジメント視点に立つと、コードを書くことにこだわらないほうがユーザーにとっていい場面って、本当にいっぱいある。プログラムを書くよりも、ユーザーと会話する方がいい場面、問題をきちんと見極める議論をした方がいい場面。エクセルやパワーポイントと睨めっこした方がいいという場面もたくさんあります。
そう考えるとコードを書く書かないとか、あまり自分の行動を縛らない方がいいじゃないかと思うときもある。そのとき一番やるべきことをやる。それがサービス志向と言うんでしょうか。
自分がやりたいこと、「楽しい」ことをベースにしちゃうと、やりたくないけどプロダクトが伸びるためにやったほうがいいことを、どう捉えたらいいかわからなくなるんじゃないかなあって。
なので、僕はやりたいこと楽しいことではなく、やるべきことをやる・・・という風に考えるようにしています。
これはとても良くわかる。
僕はここ数ヶ月間、調整・設計・レビューが業務の中心だけど、それが楽しいからやっているというよりは、プロジェクトの成功のために必要だからやっている。
楽しいこと、という意味だとずっとコードを書いてる時間のほうが好きだ。でも、「好きなやれたけどプロジェクトは失敗した」よりも「好きなことができたかというと微妙だけどプロジェクトは成功した」のほうが僕にとってずっといいから、やりたいこと・楽しいことは二の次でいいや、って今は思ってる。
一方で、自分はまだ若いし(多分)、プロジェクトのために尽くせたけどスキルは身につかなかったってのも しょうもない話なので、「 PJ を成功させるためにやるべきこと」と「自分の市場価値を上げること」の重なる部分を狙ってやっていきたい。
要するにこんな感じ。 ↓