夏からプログラミングを再開した
体調が良くなったわけではないが、今年は毎日 30 分〜 1 時間でもいいので体調の良い時間をかき集めて、少しずつプログラミングのリハビリをするようにしていた。
今までこれをしてこなかったのは、単純に体調が悪くてコードが書けないというのもあったけれど、一番の理由は、技術と向き合うと「自分はいつ社会復帰できるんだろう?」と考え込んでしまうのが辛いからだった。
しかし、「そろそろ もう そんなこと言っていられない。このままだと本当にスキルが錆びついてしまう…」と危機感を抱き、8 月に一念発起して PC を買った。ここまで乗り越えるのに 3 年以上かかってしまった。そのくらい自分には乗り越え難い葛藤だった。
インプット
今年復習/学習した主なトピック
- フロントエンド
- JavaScript / TypeScript
- React ( React Hooks とか最近のトピックを抑えつつ )
- Redux
- Jest
- Next.js
- CSS
- JavaScript / TypeScript
- Bash / Zsh
- Go
- AWS(本当に上辺だけ)
- セキュリティ
フロントエンド多めなのは意図してそうしていた。というのも、
- コンテナ技術や AWS などの最近のサーバーサイドのトピックを学んでも、ぶっちゃけ一人の闘病生活だと使う機会がない
- 自分が使う機会のない技術の勉強モチベーションを保つのは難しいと身を持って痛感した
- 対して、フロントエンド技術は個人的なオモチャを作るのにいくらでも役に立つので、勉強のモチベートが非常に容易
- 未来に社会復帰できても もう業務外のサーバーのトラブル対応は(体調的に)できそうもないので、業務時間外対応の少ないフロントエンドのキャリアを進むのが良さそう *1
などと感じたため。
最初はサーバーサイドエンジニアの範疇を外れる領域の勉強はあえて我慢していたが、↑ の理由で途中で方向転換した。これまでのキャリアを半ば捨てる決意なので、未だに「これで本当にいいのか?」不安は正直かなり残っている。決断を正しいものにできるかどうかは今後の自分次第。
▶余談
- 最近のフロントエンド技術を学び直したらあまりにボリューミーすぎて、もうフロントはサーバーサイドエンジニアが片手間で書ける時代は終わったなと感じた
- しかしまだ企業のエンジニア求人ページにはサーバーサイド + ネイティブアプリ + インフラ(SRE) しか載ってないところが多くて、フロントを専任でやる人が必要という認識はまだまだ広まってないように感じる ...
勉強メモの取り方
勉強メモは全部 Notion にぶち込んでいる
Notion は Markdown ベースの Wiki ツール。(データベース機能とかタスク管理機能も備えているが自分は使っていない)
良いところは下記。
Notion 以外で利用を検討したツール:
- Obsidian, Bear → 流行ってるけど、勉強メモに表を多用する自分にとって、Markdown で表を書いたりメンテする体験はあまりに地獄だった
- Scrapbox → ページを作る敷居の低さはいいんだけど、独自記法なのがどうしても馴染めなかった
Anki と併用する
Anki っていうマイ単語帳を作るアプリがあるんだけど、数行以内に収まる 短い内容の知識は、Notion ではなく こちらにカードとして追加している。その方が復習を効率化できるので。
PC/スマホ 両方で使えるので、体調が悪いときもベッドで寝っ転がりながらスマホで復習できるのは良い。
カードの復習間隔もアプリ側でいい感じに決めてくれるので便利。
アウトプット
Qiita で小ネタの投稿を再開した
https://qiita.com/Cside 30 秒で読めるような、本当に小粒なネタしか上げられてない。
Notion のページをどこでもポップアップ検索できる Chrome 拡張を出した
Notion のページの目次を表示する Chrome 拡張を出した
少しずつだが、↑ の拡張 2 つとも使ってくれる人が出始めて嬉しい。
働けてない自分にとって、作ったソフトウェアを誰かに使ってもらうことで社会とのつながりを感じられるのはとても有り難い。
今年の反省点
↑ の 2 つの Chrome 拡張を作ったせいで、期せずして Chrome 拡張にはだいぶ詳しくなってしまった。
しかし、こういう、お金にもキャリアの足しにもならず、世の中のトレンドでもない技術に限られた時間を突っ込んでしまったことに罪悪感は割とある。
あくまで自分にとってのプログラミングは社会復帰に向けてのリハビリなので、来年は世間の潮流になっている技術をインプット/アウトプットの中心に据えたい。。
来年やりたいこと
- Next.js
- とはいえ、世間の潮流ばかり追っていても疲れてしまうので、ある程度の趣味開発/趣味分野の勉強も許容する(やりすぎは禁止!)
- 趣味で作ったものが思いがけず他の人に使ってもらえることもあるし。
てか、そもそも
来年はお勉強ができる位の体調だといいなぁ。。
現状でもかなり短い時間やるので精一杯の上(全く出来ない体調の日も珍しくないし)、体調はじわじわ悪くなってるので、来月にでも勉強ができなくなってもおかしくない。
いつ勉強できなくなるか分からない体調だからこそ、いま勉強できる時間は大切に使いたい。
*1:と以前ここで書いた https://cside-memo.hatenablog.com/entry/2022/10/07/001805
*2:こういう、「作りたいものに必要な技術と、勉強したい技術とが一致しない」ってあるあるの悩みじゃね...?