僕の場合、鬱の最初の自覚症状は不眠で、最初の１年は自分が鬱だと分からず、ずっと睡眠外来に通っていた。
たらればの話をしても仕方がないのだが、もしその睡眠外来の先生が「あなたの睡眠障害は鬱病の症状によるものなので、心療内科などを受けて鬱自体を治療したほうがいいですよ」と案内してくれていれば、治療の初動が早くなって未来は今ほど酷くなかったのかもしれない。
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不眠、頭痛、食欲不振 などは、原因がメンタルからフィジカルまで多岐に渡るので、患者自身が最初に適切な診療科を受診するのがなかなか難しい症状の典型だけれど、
あなたは本来この科を受診するべきですよ とか、うちでは治せないのでもっとこういう設備のある病院にかかったほうがいいですよ とか、そういう適切なリダイレクトしてくれる病院ってとても少ないなぁと、振り返ると改めて感じる…。
結果、病気や病院についてのリテラシーを患者側が持っていないと、治療にとても苦労してしまう。しかし、病気や病院についての情報を得ようとしても、ネットには科学的根拠のないエセ医療知識が蔓延しているので、間違った情報を得がち というのが重ねて地獄っぽい。。
このへん、もっとどうにかならないのかなぁ。
最近は総合診療科みたいな、適切な科にディスパッチする専門の科を設けてる総合病院もあるけれど、いかんせん総合病院なので（予約を取りつけるまでのステップや待ち時間的な意味で）身近とはあまり言い難い…。
追記
健康保険などの、加入してる保険の健康相談窓口という手段がある、というのを教えてもらった。無料で相談できるところが殆どらしい。こういうのを使うのが良いのかなぁ。
