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IT エンジニア。現在は働けておらず闘病中。いわゆる鬱です。

努力と環境と、大学時代と就活と

( ※ 結構性格悪いことを書いているので注意…)

自分は大学は文系の学部だったが、在学中にプログラミングを知識ゼロの状態から独学でめちゃくちゃ勉強した結果、企業から技術職の内定を勝ち得た。

その時は、「努力さえすれば自分の運命はいかようにも変えられるんだ」と心の底から信じていたし、逆に結果が伴わない人に対しては「努力すれば良かったのに」と内心で見下したりもしていた。

でも、今になって振り返ると、あの頃の自分は「努力できる状態にあることが、とても恵まれている」という基本的なことに気づいていなかった。

例えばもし、自分の家が「仕送りはやらん。必要な金は自分で稼げ」という家だったら、バイトに忙しくてプログラミングを独学する膨大な時間なんて確保できなかっただろう。勉強に充てられる時間がある時点で恵まれていた、つまり自分は運が良かったのだ。

この世は自分の努力で変えられることがたくさんある一方で、努力ではどうしようもできない理不尽な運の要素もたくさんある。ふと大学時代のことを思い出して、そんなことを考えた。

以前読んだある本に、「人生で起こる出来事は半分くらいが自己責任で、半分くらいが運である」という一節があった。大学時代の自分だったら同意できなかったと思うが、理不尽な不運を経験した(している)今ならかなり頷ける。

(言うまでもないが、今自分が苦しんでいる病気というものも、世に存在する運要素の代表的な一つである)