- Kindle Unlimited で読んだ。いわゆる医療マンガ
- 扱うテーマが重く *1 、「回復の見込みのない患者を社会のコストを払ってまで延命するか?」という話とか、「障害のある子供を育てるか?」という話があって、社会の負担によって生きている精神障害者の自分としては、とても考えさせられるものがあった
- 高齢化によって国の医療コストは膨らんでいて、その余裕のない金を割いてでも自分は生きる価値があるんだろうか?
- 多分その答えは、今後の自分の人生でずっと探していくことになるんだと思う
- 余命◯ヶ月、みたいなケースもしばしば描かれていたのだが、「俺もだいぶ不運だけど、この人達と比べたらまだ恵まれてるな。腐ってないで、やれる範囲のことをコツコツやっていこう。例えそれが健常者と比べれば小さな一歩だとしても」という気持ちになった
- 身も蓋もないことを言うけど、自分の場合、「自分よりさらに不幸な世界を知ること」によって救われたことがかなり多い。慰めの言葉よりも。
割と賛否両論な作品で、「主人公が独善的で気持ち悪い」という意見も多いけど、自分はかなり好きでした。
*1:それがいいんだけど